出産前に仕事を辞めると出産後の復職は不可能なのか?

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著者:大阪府生まれ愛知県在住の29歳。

現在9か月の娘を育てながらパートとして人材紹介会社で働いている。

「早く結婚して専業主婦になりたい」

筆者が大学生の頃、友人の女友達は口を揃えてそう言った。皆1番身近な女性である母親をロールモデルに人生を捉え、「大学卒業後、数年働き、子供を産んで落ち着いたら近所でパートでもしよう。」そう考える人が大多数だった。

しかしここ10年ほどで社会の価値観は大きく変わった。2017年には共働き世帯が1219万世帯と、専業主婦世帯の2倍を超えた。201910月には幼稚園や保育所にかかる費用が無料になる幼児教育無償化がスタートする。これらの背景から見ても子供を産んでも働きつづける女性がごくごく一般的となって来た。幼児教育無償化によって、今後新たに働きたいと考える女性はさらに増えるだろう。

しかし、産後の復職を考える女性には数々の困難が待ち受ける。

今回は筆者の個人的な復職への困難を記すことで、産後の復職を考える女性へ何らかの形で参考になれば幸いである。

出産前に仕事を辞めると出産後の復職は不可能か?

結婚を機に住み慣れた大阪を離れ愛知県に泣く泣く転居をした筆者は正社員の仕事を退職することとなった。その後勤めていた会社も妊娠中のひどい悪阻から出勤が出来ず、申し訳なさから退職することとなる。本来であれば正社員として働き、産休育休を取得して復職がしたいと考えていたが女性のキャリアはそう思うようにはいかないようだ。

「早く子供を産んで仕事がしたい」生涯働き続けたいと考える筆者は出産前から保育園のリサーチをしたり、産後新たに就きたい仕事に関する資格の勉強をするなどコツコツと就活と保活の準備を進めていた。8月に出産した筆者は4月入園を目指し、保活が具体的に始まったのが10月。

そこで早速打ちのめされることとなる。

0歳?求職中?うちは絶対無理だよ」

まだ2ヶ月そこそこの子供を連れての保活。保育園の申し込み書類を園に取りに行くと次々に「うちは無理だよ。他の園に申し込んだら?」といい、申し込み書類も貰えない日々。なぜ無理なのか話を聞くと待機児童0と市ホームページでは謳っているが、実際はすでに仕事を持っている人でいっぱいになり、求職中の筆者は保育の必要がないとみなされ、家から通える範囲の園に入ることは難しいとのこと。

「ダメ元で申し込みさせて下さい」そう言いなんとか申し込み書類をもらったが、そこからも様々な困難が待ち受ける。

「ご飯もまだ食べられない子を預けてあなたこの子が可哀想だと思わないの?」「なんで働かなきゃいけないの?」「こんな可愛い子をあなた手放すの?」「入ったらもらわなくてもいい病気もらって可愛そう」「四時にお迎えに来れない?じゃああなたが延長時間の人材確保してよね」

これらは実際に申し込みをした保育園の園長から言われた言葉の一部だ。

 

その他、筆者自身の親や友人からも「子供がかわいそう」のオンパレード。三歳までは親が子供を見るべきという三歳児神話の考えが根強くあり、産後の復職にはハード面だけではなくソフト面でも母親の心はえぐられるのだ。社会の流れとは異なり社会復帰を目指す母親はかなり強い意志を持っていないと復職は難しいと言えよう。

それでも諦めたくなかった筆者が取った行動

0歳で子供を預けて働くのがかわいそうとみんなが言うなら、もう少し大きくなるまで待とうか…そうくじけそうになったことも一度や二度ではない。だがその度に「子供は親の鏡だから、母親が自分のやりたいことを生き生きとしていたらきっと子供はその姿をみている」「働きたい、社会と繋がっていたいという自然な欲求を母親だからという理由で我慢するのはおかしい」と考え諦めなかった。

子供と一緒に働ける仕事はないか?企業内に託児所がある求人に応募しようか?在宅ワークはどうだろう?小規模保育園やベビーシッターを利用しようか?考えられるあらゆる方法を調べ、「無理」と諦めず行動をした。その結果、幸運にも非正規ではあるが企業内に託児所がある仕事に就くことが出来た。

子供がかわいそうか決めるのは他人ではない

今現在託児所に子供を預けながら仕事をしているが幸い子供は毎日笑顔で通ってくれている。産後の求職活動は大変だろうと覚悟はしていたが、周りからこれほどまでに批難されることとは予想していなかった。待機児童や受け皿となる保育園、人材不足などまだまだハード面の課題は沢山あるがソフト面の課題も根深い。働きたいと思った母親が他人からの言葉で仕事を諦めることなく働ける社会になることを筆者は祈っている。

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